カートをみる マイページへログイン ご利用案内 お問い合せ お客様の声 サイトマップ
RSS

「商品検索」コーナーからお買い物ができます!

お買い上げ金額 2,800円以上送料無料 2,200円以上2,800円未満の送料全国一律250円

理解を得るために

4月17日(水)晴

今連載中のコラムで、ユニクロを特集したものがあり、楽しみに拝読させてもらっています。ユニクロ自体はもう10年以上行っていませんが、創業者の柳井氏の生き様は見習うものが多いと思っています。

まだユニクロが山口のローカルチェーンだった頃、メインバンクの扱いに対し憤慨して、支店長に意見して融資を受けるどころか決裂した話が載っていました。後に、広島証券取引所に上場し、資金繰りのピンチはクリアして、そののち世界一を目指せる存在になったのは誰もが認めるところ。そのときの支店長は今どうしているのか。どう感じているのか。知る由もありませんが、メインバンクは逃した魚の大きさを実感していることと思います。そういえば、トヨタ自動車の創業時にも、ある都市銀行の融資担当も融資をしなかったことで、今でもトヨタとの取引はないようです。

まだ、海の物とも山の物ともわからない時期は、中々金融機関から理解は得られないものです。事業主はその事業のことしか考えていませんし、そこに人生を賭けすべての責任を負う覚悟も持っているものです。しかし、融資をする側はサラリーマンであって、不渡りを起こした場合にポケットマネーで返すというわけにはいかないので、当然銀行側には一定のルールを設けることは当然のことかもしれません。

カフェハンズも何度も金融機関に融資のお願いをさせてもらいました。返済して1年もすれば資金が厳しくなり、返済した金額の分を借り換えして凌いでいました。しかし、借り換えを繰り返せば、当然金利の分目減りして借りられる金額も少なくなります。そんなことを数年繰り返し、やがて売り上げが上がって返済まで含めた収支が黒字になり、何とか有利子負債を数年前に完済することができました。

幸い融資をお願いしていた公庫と信金の2行からは、融資を断られたことはありませんでした。個人店の小商いくらい、支店長の決済でどうにでもできるからでしょうが、融資の説明をする際、担当の方が上司に説明しやすいような資料や見通しを含んだ説明を心掛けたことがよかったと思っています。私もサラリーマンのとき、稟議を上長に提出する際、気持ちの部分だけでは当然通るわけもなく、客観的な部分でのメリットを強調することが大事だと痛感していたのでそうしています。上司とて、サラリーマン。上司の上司への説明がうまくできる資料とそうではないものでは、承認するか否かは明らかに違うものです。

ユニクロの記事を読み、まもなく迎える16周年を思いながら苦しかったときを思い出した定休日でした。明日もお休みです。どうぞよろしくお願いいたします。


ページトップへ