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特化業態

10月16日(土)雨

日経新聞の記事に「本の読める店」というコラムがありました。読み進めると、コロナ禍で読書に没頭する人が増えているものの、没頭できる場所は多くないことに着目し、いつまでいても何もオーダーしなくてもいいお店をつくったことが載っていました。

不思議なことばかりだったので、そのお店「フヅクエ」さんのホームページにアクセスしました。仕組みはやや複雑ですが、何かオーダーすれば、チャージである席料の単価が下がり、どのお客様からも平等に料金をいただくことで、このお客さんは早く帰ってほしいとか、このお客さんはもっといてほしいという邪念が起らない設定にしているようです。そして、本を楽しむのであれば何時間でもいられる(チャージはどんどん増える)、そのことを大事にする人にはとてもいい店だと思います。

ホームページを読み進め、沿革のようなページでは、開業からの苦労が読み取れ、いろいろな問題に真正面から向き合い、制限をかけていく様を見ると他人ごととは思えなくなりました。

常識という言葉はとても曖昧で、どういう生い立ちやどういう過ごし方をしたかによってその常識も千差万別だと思います。カフェとひとくくりに言っても、様々。チェーン店もあれば何かの専門店もあります。

最初はその店がどんな店かわからないので、いろいろな人がやってくるものです。フヅクエさんもそんな中、パソコンで仕事する人や勉強する人(書き物などをして音がする)がいることで、本当に本を楽しみたい人の空間ではなくなることに直面しました。その後の判断の基準になるのが「自分たちは誰を幸せにするために働いているのか」でした。そして、その人たちに思う存分利用してもらい続けるためには、家賃を含め経費を賄う必要があります。つまり持続可能な利益を生む仕組みをつくること。そうして、今のスタイルになったようです。パソコン禁止。勉強も禁止。おしゃべりも。という制限だらけでも多くの人に利用されていて、コロナ禍でも2号店とFC店を出店したそうです。

制限をかければ、来店数はもちろん少なくなります。また、心無い中傷などもあるかもしれません。しかし、何かに特化したお店は、それを必要とする人にはなくてはならないものです。多くの人にマッチするのはチェーン店が担えばいいもので、特化した業態はこれから多くなるように思います。

カフェハンズもコーヒーに特化したお店です。いろいろ制限をさせていただいておりますが、静かにコーヒーが飲めるお店は貴重と言ってくださる方も少なくありません。そんなニッチですが、それを求める人に支持され続けるお店でありたいと思います。明日も頑張ります。

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