低価格のもの
11月7日(木)曇
昨日の日記で書くつもりでしたが、気がついたら寝ていたので今日の日記で書きます。昨日日記を見に来てくださった方申し訳ありません。
ある高級中華料理の名店の社長さんが常連さんでいらっしゃいます。昨日はそのお客様からお店の料理人への指導についてお話を伺いました。
料理人の世界は封建社会で、技は盗んで覚えろというのが一般的かと思っていました。しかし、その常連さんのお店では丁寧に教えて一人前にするそうです。今はそういう時代なのかと思いきや、センスのある人にしか教えないとのことです。そのセンスを見極めるのが、社長である自分の仕事とも言っていました。さらに、その人の個性を見て、配属を決めるということです。
そんな感性で育てた料理人でも、一人前になると天狗になるものもいるとのことです。その社長さん曰く、低価格のもは「お前がやっておけ」といってまだ一人前になっていない若手につくらせることがあるとのこと。そんなことをきちんと指摘するために、いくつかある店舗に足を運んで、お客として低価格のものをオーダーするそうです。抜き打ちで社長が来ることで、そういう手抜きのようなものを防いでいるとのことです。
さらに、低価格のものほどシンプルなものが多く、手のいれ方で差が出るものと言っていました。品質と品格を維持するということは簡単ではないということを教わりました。
カフェハンズでも低価格のものには力を入れています。安かろう悪かろうでは、ラインナップする意味がないからだと思っています。高いもの、そうでないこも。いすれもカフェハンズの大事な商品です。丁寧に仕込んでお出ししたいと思います。明日も頑張ります。