変わらぬ考え
8月14日(水)晴
企業は営利を目的にしていますので、売上、利益それぞれ伸ばすために日々活動しています。カフェハンズも企業ではありませんが、同じように活動しています。
当然同じことをしていては業績は伸びないどころか下降してしまいます。そのため、様々な施策を講じます。そのとき大事にしていることがあります。先義後利の考えです。義をまず全うすることを先に行えば、利はあとからついてくるという考えです。言葉で説明するようには簡単ではありませんが、売上を上げるためには、まず買っていただく必要があります。
これだけいろいろなものがある中で、買っていただくためには、買いたいと思えることがなくてはなりません。押し売りのようなことをしていては当然リピートはありません。なので、まず買う人の満足が大事だと思っています。
最近、最大手の企業の信頼を失うことが原因の業績低迷をいくつか目にします。それらの要因は様々だと思いますが、先義後利の考えから大きく離れたことが根底にあるように思います。
宅配最大手の会社も、直近の業績で大きく赤字を出して株価が大きく下がったとの記事が最近出ていました。この企業も創業者が生きていたときは、先義後利を実現していたと思いますが、この数年は全く別の会社となった印象です。
業績低迷に焦ったためでしょう、先日あろうことかランチタイムのピークの時間帯に営業の電話をかけてきました。「お役に立ちたくて」と。まったく相手のことなど考えていないという憤りも感じすぐに電話を切りました。また、別の日には細かいアンケートも要求してきました。本当に焦っているのだと思いますが、業績回復にはしばらくかかるように思います。
事業を継続していくと、追い風のときもあれば向かい風のときも当然あります。いいときに驕らず、悪いときに腐らず、先義後利を全うしていきたいと思います。