日本固有のアイスコーヒー
6月14日(木)曇
日本のアイスコーヒーは、ある種独特な存在だと個人的には思います。暑い国の農産物であるコーヒーは、現地では貴重な外貨獲得手段ゆえ、現地消費は少なかったことなどから、先進国で飲み方の幅が広がったと思われます。
2000年のはじめにシアトルに行ったことがりますが、カフェが多いシアトルですら当時アイスコーヒーを飲む習慣はあまりなく、メニューにのっていないお店も少なくなかったと記憶しています。
日本にも上陸している外資系のチェーン店でアイスをオーダーすると、お前こんなものをオーダーするのかといわんばかりの表情で、ホット(と同じ濃度)に氷を入れて提供され、薄いアイス、しかもアメリカンサイズを飲み干すのに苦労しました。
そもそも、冷たいものを飲みたければ、コーラでもドクターペッパーでもジンジャーエールでもあるわけでそれを飲めばいいというのがアイスコーヒーを必要としない背景だと感じました。今は少々違っているようです。
そんなアイスコーヒーを、カフェハンズではハンドドリップで淹れ、氷で瞬間冷却するタイプで提供しています。通年5種類からお選びいただけます。まもなく夏期限定の濃厚アイスも登場します。今年は、もっと夏期限定のメニューを充実しようと現在開発中です。暑い時期でもコーヒー専門店としてやはりコーヒーを愉しんでいただきたいと思います。明日も頑張ります。