ニーズと開発
11月14日(火)曇/雨
会社員時代に製品開発の仕事をしていたことがあります。開発を始める段階で、市場動向調査、消費者ニーズの把握という名のアンケートを行ったた上で、ターゲットを決めて開発をすすめるのが一般的だと思います。
そんな作業をしていたとき、ある役員にこう言われました。「今までの改良製品をつくるの?それともまったく新しい商品?」後者と答えると「それでは、消費者アンケートは無意味だよ。」と返ってきました。
不思議そうな私に「消費者は今ある製品やサービスしか知らないのだから、聞いたところでまったくあたらしいものは出てこないものだよ。」と説明してくれました。ヒット商品やイノベーションと言われるものは、今までにないものが圧倒的に多い。今は当たり前のスマホも、消費者アンケートからは絶対に開発できなかったと思います。
今までにないものというと簡単に出てくるものではありませんし、闇雲に奇をてらったものでは意味がありません。高いクォリティで世の中にないもの。それがヒットにつながるのだと思います。そこまで大きな話ではありませんが、今まで開発したブレンドもそんな想いでつくりました。ブラジルストレートブレンドがその代表です。そして、その延長線上にあるのが、今回開発したアジアンブレンドです。17日の金曜日から新発売です。よろしければご賞味ください。
明日明後日は月に一度の連休です。よろしくお願いいたします。